2013年3月31日日曜日

ノート no.41 

ご無沙汰をしております。

さて明日は今期最終局。
季節はもう春を迎え、場所によっては桜が満開と言う。
将棋界にも桜咲く人達がたくさん出る時期で、森一門も今年は若手が活躍し活気づいています。

竜王戦1組5位決定戦1回戦。
皆が上を見てる中で、下を見ながらクラスの生き残りをかけて戦います。
去年のいつ頃からトーナメント戦に勝ってないのだろうと思うと、弱気になり練習でも勝負感の悪い手ばかり指して目線が下に向いてるから、咲き始めている桜も今日初めて見ました。
桜を見て全く何も思うことがなかったのは初めてかもしれません。どんな状態かは自分ではよくわからないですが、一つハッキリしているのは、自分が明日を楽しみにしていること。5時間という長い持ち時間も今は有り難く感じます。

今期も終わりました。
勝てて嬉しかった。
勝負感悪いところは相変わらずでしたが、作戦の輪郭をああでもないこうでもないと少ない引き出しを開けて、実戦でいい手順を探していくことは、最終局のように戦った相手に可能性を認められることもあるので嬉しくてやめられません。(まだ実力不足ですが)
ただ戦い方のスタイルは単調にならないように気をつけないと。

今期はいいときと弱いときの差がいつも以上にありました。
一流の方々は差をみせないらしいです。困った。
勝つことは大変なことだと昔の一流の先生は言いました。確かにです。
ただこれにはもう少し当たり前の言葉を足してもいいかもしれないなと思います。

勝つことは‥嬉しいことだ。

終わって桜を見たら、綺麗だし、いつも咲いてえらいなと思いました。
単純ですね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先生、いつも応援しています。勝負の世界に身を置く方の苦悩は我々には計り知れません。棋士の先生方全てとても尊敬しています。ただ、山崎先生にはいつも勝って欲しいと願っています。応援しています。

匿名 さんのコメント...

先生のことは主にNHK杯の本戦と解説で楽しく観させていただいております。今年度も駒たちが躍動する盤面と矢内さんとの楽しいやり取りを期待してますよっ

タイトル獲得とA級を目指してがんばってください!!